2023/08/26-2727景
@in→dependent theatre 2nd
脚本・演出:勝山修平/池山ユラリ
作・演出:勝山修平
出演:小沼桂大、森下愛梨、米山真理
その年の夏は、酷暑が続いたり、台風が逸れたり、政府が節電を呼びかけたり、悲報のニュースが目立って流れたり、つまりはいつもの夏でした。
けれども誰かにとっては、私にとっては、格別で、特別な、出会いと別れの夏でした。
きっともう逢うことはないけれど、私は元気でやってるよ。
記憶喪失の子供と、家族を殺害した容疑で指名手配されている女性と、 宇宙人を自称する男性がともに過ごした、歪で愚かで愛おしい、ひと夏の記録。
出演:ダブルキャスト 【A】小沼桂大、益田杏花 【B】池山ユラリ、森下愛梨
「そちらは、お元気でしょうか。この電信は届いていますでしょうか。もし届いているのであれば、返信を、どうか、どうか。待っています。」
ロシア連邦チェリャビンスク州に隕石が落下した2013年2月15日を境に分断した【もうひとつの現代】を舞台に、大容量の電波を使った通信ができない世界で、静かにずうっとモールスを、閉め切った部屋の中で縋るように、宇宙へ向かって流し続けるひとと、応えただれかの物語。
作:勝山修平
演出:池山ユラリ
出演:小沼桂大、益田杏花、森下愛梨、米山真理
やがて宇宙から飛来する最恐の壊滅災害に備え、世界最強の人間は今日も宇宙空間に浮かぶ小規模な低軌道コロニー、通称"アパート"で警戒疲れを感じながら、住人たちとそれなりに交流しつつ概ね大いに退屈な日常を過ごしていた。
"アパート"での日常は時間感覚を狂わせる。
何せ1日に地球を焼く16周、朝と昼を16回も繰り返すのだ。夜が来ても未だ今日。
明日はまだか。
壊滅災害はいつ来る。勘弁してくれ。
作:池山ユラリ
演出:勝山修平
出演:池山ユラリ、益田杏花、米山真理
地球に「宇宙人」が降り立ち数年、「地球人」と「宇宙人」は緩やかに交流を続けていた。
しかし、「宇宙人」は目の前にいる存在の心が読めることが判明。
心を読まれることによって「宇宙人」からの侵略を恐れた「地球人」は、「天の川政策」を施行し、地球上の何人たりとも国に申請しないと顔をつき合わせてコミュニケーションを取ることができなくなってしまった。
とある満月の日。
申請していない神聖な友人が、私の目の前にいた。