月刊彗星マジック ヒーロー2nd season

「ヒーロー2nd season」チラシ表

2017/01/10.02/14.03/14
月刊彗星マジック

ヒーロー2nd season

@in→dependent theatre 1st

脚本・演出:勝山修平

1月号:探偵篇、訣別篇
2月号:偶像篇、喧伝篇
3月号:光芒篇、決裂篇

出演

  • 小永井コーキ(彗星マジック)
  • 鈴木太海
  • 中嶋久美子
  • 米山真理(彗星マジック)
  • 1月号ゲスト:ネコ・ザ・メタボ(キャパシティせまめ/よいとな)、maechang(BLACK★TIGHTS)
  • 2月号ゲスト:是常祐美(シバイシマイ)、西原希蓉美(満月動物園)
  • 3月号ゲスト:安達綾子(劇団壱劇屋)、上杉逸平(イズム)

作品「ヒーロー」の世界

現代から30年程前、突如、怪人や怪獣が現れた。政府はそれらを【壊滅災害】として認定し、国家公務員職に【壊滅災害】を打倒するための職種【特別任務官(俗称:ヒーロー)】を追加、【壊滅災害】への対応を施行。

その任務の危険が及ばぬよう、家族や恋人にも正体を明かさず【特別任務官】たちは日夜【壊滅災害】の打倒に明け暮れた。

縦横無尽に暴れ回る【壊滅災害】の被害は凄まじく、潤沢に用意されたに見えた予算も瞬く間に底を尽き、また、【壊滅災害】の出現は不安定ということもあり、政府はその任務の特殊さから【特別任務官】の給与を固定給から歩合制へと変更を提唱。

「命をかけているのにそんなひどい話があるか」と【特別任務官】は声を上げるも、正体を明かせない為その声は匿名性をおび、「歩合制こそ公平だろう」という世論の声にかき消され、給与は歩合制へと変更。

こうして地域によって裕福で忙しいヒーロー、貧乏で暇なヒーローが誕生、格差社会は【壊滅災害】によって拍車がかかる形となった――。

1月号「ヒーロー~探偵篇~」

私立探偵「津戸モトム」は15年前、母と死別した事件に関わっていた【特別任務官】を探し続けていたが、調査対象である「定職についていない30代後半から上の男性」の多さに心が折れかけていた。
腐れ縁の女性「嵐ヶ丘秋」に罵られ励まされつつ辿り着いた先で明かされる真実とは。

心躍るミステリーを取り入れた衝撃作。

1月号「ヒーロー~訣別篇~」

【特別任務官】である「御国偉人」は、【特別任務補佐官】である「無限オメガ子」と共に【壊滅災害】2体の輸送任務に就いていた。
輸送車内にて立場の垣根を越えて親交を深めるも、現実の垣根は余りにも高くそびえ立ち、やがて来る訣別の日、彼ら彼女らは何を思うのか。

出会いと別れ、理想と現実が心に刺さる衝撃作。

2月号「ヒーロー~偶像篇~」

公務員による不祥事の煽りで【特別任務官】の人気は急降下、政府はこの状況を打開すべく啓蒙活動を開始する。
その内容とは「アイドル部隊」を設立するというものだった!
足並みが揃わないまま迎える初日!
徐々にアイドルとして覚醒するメンバー!
果たしてアイカツは成功するのか!?

仲間意識と勘違いが光る衝撃作。

2月号「ヒーロー~喧伝篇~」

元【特別任務官】である男(妻帯者)は、ヒーローとしてチヤホヤされ、妻をないがしろにしがちだった。
しかし収入は殆ど無く、頼りは妻のパート収入。
そんな折、某有名衣料品メーカーから「スポンサーになりたい」との話をもらい、男はその話に飛びつくも…。

家族のすれ違いとその愛に、多くの共感を呼んだ衝撃作。

3月号「ヒーロー~光芒篇~」

目からビーム光線を放つことができる初老の【格別任務官】をサポートする為、【格別任務補佐官】の「オメガ子」と【特別任務官】の「秋」は、日本で最も人口が少ない土地である「青ヶ島」に降り立つ。
そこで待っていたのは、仕事の為に人生を捧げた男女の、美しくも悲しい物語だった。

涙なしでは見られない、屈指の衝撃作。

3月号「ヒーロー~決裂篇~」

人間の中に【壊滅災害】と同じ因子が発見された。
その因子を持つ人間は犯罪を行う可能性が大きい為に善人であろうとも問答無用で逮捕され、逆らうようであれば暴力を以って屈服させるという政府の暴走を止めようと【特別任務官】たちが立ち上がる!

突きつけられる現実を突き破り、最終的には問答無用の衝撃作。