12景 アルバート、はなして
2013/01/12-14
12景
アルバート、はなして
@シアトリカル應典院
脚本・演出:勝山修平
出演
- 上田耽美
- 木下朋子(彗星マジック)
- 小永井コーキ(彗星マジック)
- 立花裕介
- 中嶋久美子
- 西出奈々(彗星マジック)
- 林裕介(劇団自由派DNA)
- 東千紗都(匿名劇壇)
- 米山真理(彗星マジック)
作品
彼は「3」という数を、とても愛しく思った。
3次元に住んでいて。空と海と地上に恵まれ、過去、現在、未来の中で。生まれ、生きて、死んでいく。始まり、続き、終わってしまう。
この地球もそういえば太陽系の第3惑星で、彼は「3」という数を、とても愛しく思った。
彼は「数」という数量を表すために用いられる概念から派生した数式で、人を、世界を、宇宙を、神を。…現そうと、考える。
それは愚かか、否か、幸福か
数を重ねて、彼は、生きた。
「3」から成される世界の中で、求め見つけて失って、幾度もそれらを繰り返し、数を重ねて、彼は、生きた。